バイクに乗っているときの体感温度

バイクに乗っているときは体感温度が異なる

バイクに乗っていると、運転中と降りて徒歩になったときとで温度が異なって感じることがよくあります。
バイクを運転しているときには前方から強い風圧を受けることになりますので、それが体感温度を異ならせることになるのです。

「ミスナールの体感温度」という法則があるのですが、それによる外気温が10℃以上だった時には湿度が上がるほど暑く感じられるのに対し、10℃以下の場合は湿度が上がると寒く感じるというふうに言われています。

また「リンケの体感温度」というものもあり、こちらは風が吹くことで体表の熱が奪われていくことから風速1mごとに体感温度が1℃低くなるというふうに言われます。

仮に気温20℃の状態で走行した場合、湿度50%、風速16.7mでは体感温度は9.3℃になる計算となります。
そのように考えると、乗車中と降車中とで10℃以上も体感温度に違いがあるということになるので、十分に注意をして装備品を整えることが大事になります。

暑さ指数が28℃を超えると熱中症の危険も

風を受けて走るバイクは一見快適そうですが、真夏の時間帯となるとそういうわけにはいきません。
毎年病院に運ばれる人が続出する熱中症の症状は、環境省より発表されているWGBT(暑さ指数)が28℃を超えると発症しやすくなると言われています。

バイク運転中はエンジンからの発熱を直接足に受けることになりますし、夕方近くの時間帯はアスファルトからの照り返しが強烈です。

日中のライディングでは外気30℃を超える場合、必ず風通しのよい長袖を着て直射日光が体に照りつけるのを防ぎ、また運転中早目に休息を取って症状が出ないように自己管理をしていきましょう。

山地ツーリングでは防寒対策を忘れずに

体感温度で十分注意が必要なのが、夏場の山地ツーリングです。
夏休み中など普段はなかなか出かけられないロングツーリングを計画するライダーさんも多いことと思いますが、高山地域に入るとびっくりするほど気温が下がります。

特に都内近郊にお住まいの方が、ロングツーリングとして長野県方面や栃木県方面など避暑地となっている場所に向かうような場合に、都心部の道路を抜けた途端にスーッと温度が低くなるのを体感することができます。

さらに言うと山中というのは気候が変わりやすく、往路では快適な温度であった道が帰りになって急に風雨になるといったことも珍しくありません。

そうした時に急激に冷え込みがあると体が硬直してしまい、思うように運転をすることができなくなる危険があります。
高山地域に限りませんが、ロングツーリングでは急な温度変化に備えてウインドブレーカーやレインウエアなどをしっかり用意しておくようにしましょう。