長時間の運転でも疲れにくい乗り方

バイクを持つハンドル姿勢

ロングツーリングで気をつけたい乗車姿勢

バイクに乗っていて困ることの一つに、長時間乗車しているときの疲れがあります。
週末や長期休暇を利用して長いツーリング旅行に出かけようと思っている初心者ライダーさんは多いと思いますが、数時間の運転はかなり疲労を伴うものであるということは事前に知っておいた方がよいでしょう。

しっかりとした背もたれがあり、足を休める置き場所のある四輪自動車と異なり、バイクは基本的に運転中ずっと前傾姿勢で両膝を使って車体を挟み込む姿勢をとらなければいけません。
ビッグスクーターやツアラーといった長距離用の大型バイクでは若干シートに背もたれがあったり、前傾しすぎず乗ることができるハンドル位置になっていたりしますが、それでも数時間運転をしているとかなり疲れを感じるようになります。

まず長時間かけてバイクを運転するときには必ず1~2時間に一度休息を入れるようにしましょう。
長時間の連続運転は体に負担をかけると同時に集中力が切れがちになったり、非常に目が疲れてきたりします。
なのでまず休息を一番に考えたスケジュールを組み、無理な日程で進行しないようにしてください。

その上でできるだけ疲れにくいライディングポジションをとるためのコツがいくつかあります。
まず初心者によくある運転中の疲れの原因が「極端な前傾姿勢」です。
これは運転に慣れていないと仕方がないことではあるのですが、ついついハンドルを握る手に力が入り肩を緊張させた体勢をとってしまいます。

そうした上半身全体が力んだ状態は肩こりや腰痛、首のこりといったことの原因になりますのでそれほど長く運転していなくてもかなりの疲れを感じるようになります。
ですので楽に運転をし続けていくためには上半身から力を適度に抜いて、肩に力が入らないようにハンドルに手を添えるようにしていきます。

バイクの形状によって異なる乗車姿勢にも注意

ただしバイクはタイプによってかなり乗車姿勢が異なるので、安全に長時間運転するための体勢はその都度考えていくことが大切になります。
一般的にはネイキッドバイクと言われる軽い前傾姿勢で乗るバイクが最も多く使用されていると思いますので、そちらは前述をしたように上半身から力みをなくした姿勢をとるようにしていきましょう。

どうしても前傾になりがちなのがSS(スーパースポーツ)で、風の抵抗をなくすために体を前に倒した状態で乗ることになります。
その場合は両膝で軽くタンクを締めるようにしつつ、土踏まずのあたりを意識してステップに足を乗せるようにします。

逆にやや重心が後ろに行きがちなのがスクータータイプで、こちらは無理に前傾にならないようシートの角度に合わせて腰をおろします。
楽な姿勢にしようと両膝をガニ股に開く人がいますが、これはバイクの安定性を損ねますのできちんとステップに足を乗せた姿勢でまっすぐ車体から膝がはみ出さないように気をつけましょう。