モンキーバイクの改造~失敗談~

先輩からモンキーRという珍しいモンキーを売ってもらうことになり、
まだ17歳の高校生の僕は自動車運転免許の取れない状況である。
もともと兄の影響でバイクが好きな僕は、先輩の話を受けることにした。
すぐに、バイク屋に行ったのには理由があった。
それは、フェンダーがレース用に作られたもので僕にとっては
非常に乗りにくいものだったから、相談に行ったのである。

するとショップの店員は、
「珍しい形のフェンダーだからそのまま乗ったほうがいいんじゃない?」
と言ってきた。
何となく納得してしまった僕は、それからそのまま乗ることにした。
ある週末に、友達と山にツーリングに行くことになり、
僕が先頭を走っていて後ろを友達が走って頂上まで登った。
頂上に着いた友達が僕に、
「足が開きすぎていてかっこ悪いんじゃない?」と言ってきた。
僕は別に、調子に乗って足を思いっきり広げているのではないが、
後ろから見るといかにも調子に乗ってるライダーという風に見えるのだそうだ。。。

それはその、珍しいフェンダーに原因があった。
そもそもモンキーのガソリンタンクは普通のバイクより大きめに作られていて、
自然に足が開くように設計されているのだが、モンキーRは少し違う。
モンキーRの外見は一般のバイクでいうところのオートバイに近い外見であり、
そもそも足を開いて風の抵抗を真っ向から受けるモンキーやゴリラとは違うのである。
僕のモンキーRのフェンダーはオートバイのフェンダーを
モンキー用に大きく見せている感じなのである。
バイクに乗る姿勢が変わってくる、モンキーとオートバイの両者では
相まみれない姿勢になっていると友達が言うのである。
でも、珍しい型だからと言っていたバイク屋さんの言葉が気になり、
そのバイク屋さんには行かず、隣町にあるバイク屋さんに相談に行った。

その時、その隣町のバイク屋さんにも同じことを言われた。
確かに珍しい型だから触らないほうがいいけど、乗るのは僕だから、
フェンダーを切ったりする改造をするなら、できるだけ、かっこよくしてあげるよ。
と言われて、僕はそのバイク屋さんに、フェンダーカットをお願いすることに。

二日後、そのバイク屋さんから電話があり、イメージできそうな絵ができたから、
来てほしいといわれて、バイク屋さんに行った。
店長らしき人が奥から出てきて、3パターンの絵を描いてくれていた。
僕はその中から1種類のオートバイタイプのフェンダーカットを希望して、
バイク屋さんには納車が約1週間後であることを告げられて、
その日はバイクを預けて電車で家に帰った。

4日後バイク屋から電話があり、
完成したからバイクを取りに来てほしいといわれ、取りに行った。
まさにイメージ通りの絵で見たそのままのバイクがそこにあった!
僕は丁重に店長にお礼を言って、そのままバイクに乗って家に帰った。
でも家のガレージに駐車して僕は気付いてしまった。
もともとモンキーの形が好きだったのに、
これじゃあただの馬力の少ないオートバイだということを。。。。
モンキーは改造してなんぼのものなだけに、
これからこいつをどういう路線にするか、悩みは尽きない。